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ブルゴーニュ地方

 ブルゴーニュ地方はフランスを代表するワインの銘醸地です。パリから特急で約2時間の内陸部に位置し、南北約300kmにわたって世界で名門のワインの産地が続いています。ぶどうの栽培総面積は約4万ヘクタールあり、年間生産量は約25万キロリットルもあります。

 ブルゴーニュ地方のワインは単一のぶどうの品種から醸造されるのが特徴です。しかし土壌の状態や作り手などの違いによりワインの味は多彩であり、それぞれに個性豊かである。

 ぶどう栽培の歴史は古く、特に12世紀には教会の修道僧たちによって積極的に畑が開墾されました。その中には、現在でもなお高い名声を保ち続けている畑がいくつもあります。

青空が気持ちいい、コート・ド・ボーヌ地区のぶどう畑

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生産地とぶどうの品種

 ブルゴーニュ地方を代表するのは、北から順番に、シャブリ地区、コート・ド・ニュイ地区、コート・ド・ボーヌ地区、コート・シャロネーズ地区、マコネ地区、ボージョレ地区の6地区になっています。

 コート・ド・ニュイ地区とコート・ド・ボーヌ地区は世界的に有名な赤ワインの産地です。どちらもピノ・ノワール種を使用した単一品種醸造ワインが作られていますが、土壌が複雑に変化している為に、前者は芳醇で深みがある味わいで、後者はそれよりは多少柔らかい味わいとなっています。

 コート・シャロネーズ地区も、ピノ・ノワール種を使用した赤ワインの名産地となっていますが、混合醸造されたワインもあります。

 ボージョレ地区も気軽に飲めるフルーティーな赤ワインの産地として知られています。ガメイ種を原料としていますが、北部は花崗岩質で、南部は粘土質になっている為、北部では南部よりもコクのある味わいのワインが出来上がっています。

 一方白ワインは、シャルドネ種を原料にしたものが大半です。最も有名になっているのが、白ワインの代名詞的な存在となっているシャブリ地区です。またコート・ド・ボーヌ地区でも辛口の良質な白ワインが作られており、赤ワイン以上に評価が高くなっています。また、マコネ地区も白ワインの産地として有名です。


格付けとラベル表示

 ブルゴーニュ地方のAOCワインは地方名、地区名、村名、畑名に細分化されていて、最小単位である畑名をラベルに表示されたものが最も格上のワインとなります。畑はクリマと呼ばれ、グラン・クリュ(特級畑)とプルミエ・クリュ(第1級畑)に格付けされます。例えば、コート・ド・ニュイ地区のジュヴレー・シャンベルタン村でつくられたワインでは、村名が付いたジュヴレー・シャンベルタンよりも特級畑名が付いたシャンベルタンの方が格上となります。

 またシャブリ地区では、シャブリ・グラン・クリュ、シャブリ・プルミエ・クリュ、シャブリ、プチ・シャブリの格付けがあり、上位2つは畑名まで併記してラベルに掲載することになっています。

 ボージョレ地区でもボージョレ、ボージョレ・スペリュール、ボージョレ・ヴィラージュ、村名ボージョレに格付けされており、このうち村名ボージョレは、指定された10ヶ所の村の名前がワイン名としてラベル表示されます。


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