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ボルドー地方

 フランス南西部のドルドーニュ川・カロンヌ川・ジロンド川の3つの川の流域に広がるボルドー地方は、温暖な海洋性気候に恵まれ、ブルゴーニュ地方と並ぶ一大銘柄の醸造地と言えます。ぶどうの栽培される総面積は約11万ヘクタールもあり、年間生産量は約50万キロリットル(ブルゴーニュ地方の約2倍)で、その約98%がAOCワインとなっています。

 ボルドーのワインはブルゴーニュと違い、数種類のぶどうを混醸してつくられる。ブレンドのの比率はその年のぶどうの出来具合や、8000近くあるシャトー(ぶどう畑を持つ醸造所)によってそれぞれ異なるため、ワインの種類が実に豊富です。さまざまなタイプのワインが味わえることでもよく知られています。

 なお、12世紀頃にこの地方はイギリス領だったため、当時ボルドーワインはイギリスでクラレット(赤紫色)と呼ばれて盛んに飲まれていました。以後クラレットはボルドーワインの愛称になっています。


生産地とぶどうの品種

 ボルドー地方にはAOCを名乗れる地区が21箇所もあります。その中でも特に有名なのがメドック、ソーテルヌ、グラーヴ、サン・テミリオン、ポムロールの5箇所です。

 メドック地区は南部をオー・メドックといい、地区内にあるサン・テステフ、ポーイヤック、サン・ジュリアン、リストラック、ムーリ、マルゴーの6つの村は、ボルドーワインの代名詞でもある赤ワインの代表的産地です。主要品種はカベルネ・ソーヴィニョンで、まろみを出すためにメルロー種を補います。
グラーヴ地区では赤ワインとともに辛口の優れた白ワインを産し、セミヨン、ソーヴィニョン、プランなどが栽培されている。

 ソーテルヌ地区はシャトー・ディケムを頂点とする貴腐ワインの産地として有名です。

 サン・テミリオン地区とポムロール地区は、どちらも優良な赤ワインの産地です。主要品種はメルロ、カベルネ・フランなどです。


格付けとラベル表示

 ボルドー地方のAOCワインはブルゴーニュ地方と違い、ラベルに表示できる最小区分が村名までです。その代わりメドック地区、グラーヴ地区、ソーテルヌ地区、サン・テミリオン地区の4箇所では独自にシャトーを格付けし、村名とともにラベル表示をしています。

 たとえばグラン・クリュ・クラッセ、クリュ・クラッセといえば、どっちも特級という意味合いがあります。なおクリュとは銘醸ワインを産するぶどう畑のことをいいます。

◆ ボルドー地方の赤ワイン

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